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年春からPHS・携帯電話間で相互に通話できるようになり、料金値下げも行われて普及の拡大が期待されている。96年8月には、NTTから腕時計タイプのPHSも発表され、小型通信端末の様々な分野への応用の可能性が広がった。

 

図1-2 移動体通信とPHSの契約台数の伸び

郵政省資料により作成

 

国内での普及が急激に進んでいる携帯電話やPHSも、利用は国内に限られ海外で使用することはできない。国内で使用している端末を、国外でも使用できるようにしようというのがFPLMTS(Future Public Land Mobile Telecommunication Systems)と呼ばれるシステムで、ITU-Rでの検討が進められている。1.9GHz帯と230MHz帯を割り当て、セルラー、コードレス電話、衛星セルラー、ページャー、データ通信ビデオ、無線電話衛星ビデオ、無線電話ビデオの7つの無線インターフェースに定義されている。現行方式との共存、移行、世界標準等、2000年の実用化を目指して開発と調整が進められている。

 

(5) 世界をカバーする衛星通信

?@ わが国における高速衛星通信の開発計画

衛星通信は全国同時に情報配信ができ、地球局を持つだけで全国どこでも回線が設定でき、地上の災害の影響を受けにくく、大容量伝送も可能であるという、数々

 

 

 

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